2023年度ガートナー®マジック・クアドラント™デジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム部門で、Sitecoreが6年連続で「リーダー」に選出されました。評価を受けた14社のベンダーの中で、再び最上位に選ばれたことを誇りに思います。また、ガートナー®マジック・クアドラント™デジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム部門において、毎年「リーダー」に選出されているベンダーは2社のみですが、そのうちの1社がSitecoreであることを嬉しく思っています。

Sitecoreでは、過去12か月間に発表したイノベーションに非常に満足しています。弊社の主力製品であるCMS(XM)をクラウドに進化させたほか、CDPを活用したアナリティクス、簡素化されたパーソナライズ、そしてアーキテクト、デベロッパー、ビジネスユーザー向けの次世代ツールを搭載した完全なSaaSソリューションへの転換を行いました。XM Cloudの初期リリースは7月に行われ、ガートナー社の評価は8月に開始されました。

したがって、特にXM Cloudと最先端のAIを活用した弊社のコンテンツ検索ソリューション(Sitecore Search)の組み合わせや、弊社のローコード統合および自動化ソリューション(Sitecore Connect)は、より高い評価に値すると考えています。

Sitecoreのコンポーザブル DXPはこの成熟した市場で新たな基準を打ち立てたと確信しており、完全なSaaSデジタル・エクスペリエンス・プラットフォームを提供するスピードで業界に破壊的イノベーションを与えていることを誇りに思います。

「2年前に、私たちは市場で最新かつクラウドネイティブ・デジタル・エクスペリエンス・プラットフォームを構築するための野心的なアジェンダを設定しました」と、Sitecore最高製品責任者であるデイブ・オフラナガンは述べました。「コンテンツの作成と配信プロセスを根本的に自動化すると同時に、Webだけではなくすべてのチャネルでパーソナライズプログラムを実践する必要がありました。

最新のフレームワークとコンポーザビリティを取り入れながら、デベロッパーやビジネスユーザー向けのエンドユーザー・エクスペリエンスを同時にレベルアップさせた弊社のチームの迅速な作業を誇りに思います。今回の評価は私たちの初期作業を大きく実証するもので、まだ始まったばかりです。弊社のお客様が「自社にしかできない優位性」とも言えるデジタル・エクスペリエンスを簡単に、そして経済的に演出できるよう、弊社はXM Cloudで築いたプラットフォームで継続的なイノベーションを提供し続けます。」

はじめに、本レポートについて次の要点を把握する必要があります。

  • ガートナー社はデジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム(DXP)を「状況に合わせたデジタル・エクスペリエンスの構成、管理、配信、最適化をマルチ・エクスペリエンス・カスタマージャーニー全体で実現するための統合された中心的技術」と定義しています。最新のクラウドベースのインフラでは、デジタルアセット管理、コンテンツ運用、プロダクトディスカバリー、eコマースはすべて未来志向のデジタル・エクスペリエンス・プラットフォームになくてはならない要素ですが、本レポートではこれらの領域は評価対象外となっています。しかしながら、弊社はこの分野においてのリーダーであり、デジタル・エクスペリエンス・プラットフォームの未来への道を切り拓いています。
  • 本レポートには複数のアーキテクチャが掲載されています。弊社では、優れたDXPは完全なSaaSであるべきだと考えています。SaaSのようなもので、完全なSaaSソリューションと同じ総所有コストのメリットが得られると勘違いしてはいけません。
  • 企業はデジタル・エクスペリエンスのモダナイゼーション・ジャーニーを推し進めています。これは依然として取締役会レベルの優先事項です。そして弊社にとって、これは、独自のビジネスに最適な機能を備えたデジタル・エクスペリエンス・スタックを構成する自由と選択肢を提供することを意味します。弊社はコンポーザビリティに全力で取り組んでおり、Sitecoreがリードし続ければ、市場も (やがて) 追随すると信じています。

XM Cloudが「リーダー」としてのデビューを飾る

今年、Sitecore Experience Manager(XM)Cloudが初めてガートナー社の評価と製品デモンストレーションに加わったことを嬉しく思います。弊社はSitecore XPを今後も提供し続け、同製品を引き続き革新していく大きな計画があります。しかし、XPの後継製品であり、完全SaaS型コンポーザブルDXPの基盤となるXM Cloudを、ガートナー社がどう評価しているのかを知る準備が市場に整っていると感じました。

マジック・クアドラントで「リーダー」に選出されることは、どのベンダーにとっても見事な偉業ですが、この画期的な製品を市場に投入できたことはさらに大きな喜びです。それに加えて、前述の通り、XM Cloudの初期リリースは7月に行われ、ガートナー社の評価は8月に開始されたため、今回の評価のタイミングはベストとは言えませんでした。

ガートナー社はXM Cloudが弊社の最新製品であることに言及しており、 喜ばしいことに現在、XM CloudはSitecore新製品史上最速の販売ペースを記録しています。XM Cloudは、あらゆるデバイスとチャネル全体でユーザーに卓越したデジタル・エクスペリエンスを演出するように設計されており、ガートナー社がその価値と可能性を認識していることを嬉しく思います。

さらに、弊社はクラウドへの取り組みに尽力していることもお伝えしたいと思います。現在、多くのベンダーがコンポーザビリティ(SaaS、他のテクノロジーと簡単に統合可能、モジュール式でありながらインテリジェントに接続)を現在の流行と考えていますが、「コンポーザブル」と装ってモノリシック・プラットフォームの寿命を延ばそうとしています。一方、ユナイテッド航空、米国国立小児病院、GEヘルスケアといった弊社製品を利用している大手企業や組織は、コンポーザビリティをテクノロジーアーキテクチャの決定にとって戦略的に不可欠であると考えています。誰がリードし、誰が遅れをとっているのかは明白です。

ガートナー社の大きなトレンドにSitecoreはすべて一致

間違いなく、デジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム(DXP)市場におけるイノベーション黄金時代の到来です。企業がパーソナライズされたコンテクストに沿ったデジタル・エクスペリエンスの演出にますます注力する中、ガートナー社の最新のマジック・クアドラントはローコードのプラットフォーム、データ、アナリティクス、クラウドネイティブソリューションの重要性が高まっていることを強調しています。

最高のものを組み合わせた機能(一部のベンダー向け)

多くのベンダーにとって最も重要なトレンドの1つは新機能の追加です。DXPは顧客だけでなく従業員にも、多岐にわたるユースケースを提供するようになってきています。包括的なデジタル・エクスペリエンス・ソリューションを提供できるベンダーとの提携を希望する企業が増える中、このトレンドは今後も続くと思われます。

Sitecoreはこのような大手ベンダーの1社に含まれています(2023年度マジック・クアドラントで取り上げられたガートナー社のベンダーデータによると、市場シェア第2位)。弊社の戦略は、パーソナライズ、顧客データ管理(今年度ガートナー社が「CDP Lite」と表記)、検索の新機能を最新のアーキテクチャで提供することに焦点を当てました。

ビジネスユーザー向けのローコード・ノーコード機能

ガートナー社が指摘したもう1つのトレンドは、ローコードプラットフォームの重要性の高まりです。ローコードプラットフォームは、ビジネスユーザーの手に機能を委ねることで、デジタル・エクスペリエンスの開発、展開、調整を迅速かつ効率的に行うことができます。このトレンドは、パーソナライズおよびカスタマイズされたデジタル・エクスペリエンスに対する需要の高まりによるものであり、柔軟で俊敏な開発アプローチが必要とされています。

弊社はこのトレンドと完全に足並みを揃えており、Sitecoreがこの評価に向けてXM Cloudを市場投入した主な理由はここにあります。弊社はSitecore Pagesのような画期的な新機能を追加しました。Sitecore Pagesはビジネスユーザー向けのFEaaS(Front-end as a Service)製品で、ドラッグアンドドロップでピクセルパーフェクトなエクスペリエンスを演出できます。XM Cloudのもう1つの機能であるSitecore Componentsでは、他のヘッドレスCMSソリューションを含む他のソースからコンテンツを抽出できます。

これが、XM Cloudが他の製品とは違う点です。Sitecoreは、大部分のヘッドレスCMS製品には存在しないビジネスツールやワークフローを提供しています。

これらはどのようにして一つになるのでしょうか?2022年10月にリリースされたSitecore Connectにご注目ください。この統合ワークベンチにより、Sitecoreは何千もの統合レシピを作成することができます。この新しい統合フレームワークには大きな関心と注目が集まっています。

パーソナライズされたエクスペリエンスを促進するデータとアナリティクス

また、ガートナー社はデジタル・エクスペリエンス戦略の推進におけるデータとアナリティクスの重要性を強調しました。多くの企業が複数のエクスペリエンスで収集したファーストパーティデータを活用するようになっています。そして、そのデータを、マルチチャネル・エクスペリエンスから一貫性のあるカスタマージャーニーを演出し、顧客のニーズや嗜好を理解し、それに合わせてデジタル・エクスペリエンスをパーソナライズするために適用しています。

このトレンドにより、新しいアナリティクスやデータ管理ツールを開発したり、既存のツールをDXPプラットフォームに統合したりする動きが進んでいます。ガートナー社はこれを「CDP Lite」と呼んでおり、Sitecoreはこのトレンドにも足並みを揃えています。

XM Cloudにはアナリティクスが組み込まれており、パーソナライズのニーズがますます高まる中、Sitecoreのパーソナライズ・エンジン・プラットフォームなら繰り返しパーソナライズを構築することが可能です。同プラットフォームは2022年にガートナー社から「ビジョナリー」に選出され、Sitecoreの顧客データプラットフォームを活用しています。ガートナー社は顧客データプラットフォーム部門のマジック・クアドラントを設けていませんが、2022年にはIDC社がSitecoreを「リーダー」に選出しました。

そうです。コンポーザブルとはSaaSのことであって、SaaSのようなもののことではありません。

最後に、ガートナー社は拡張性、柔軟性、費用対効果など、さまざまな利点を提供するクラウドネイティブ・プラットフォームの重要性が高まっていると指摘しました。企業が技術インフラの最新化を図り、よりアジャイルでクラウドベースのアプローチに移行する中、クラウドネイティブ・プラットフォームの人気が急激に高まっています。XM Cloudは、ブランドがアジャイルな目標を達成するために必要な、あらゆる柔軟性と利点を提供します。

ガートナー社によれば、Sitecoreを選択すべき理由は何なのでしょうか?

  1. 信頼性の高い機能セット:Sitecoreはコンテンツ管理、パーソナライズ、顧客データ管理のための包括的な機能を提供します。弊社のDXPポートフォリオには、それぞれ特定のユースケースに合わせてカスタマイズされた3つのクラウドのほか、Search、CDP、Content Hubなどの追加製品も取り揃えています。
  2. 確立された市場でのプレゼンス:Sitecoreは市場で長い歴史があり、ユーザーやパートナーの大規模で熱心なコミュニティを擁しています。そのため、実績と信頼あるソリューションを求める企業に安心感を与えます。
  3. コンポーザビリティと柔軟性:コンポーザビリティに重点を置き、モジュール式の反復アプローチをサポートしている点が、デジタル・エクスペリエンスを一度に構築するのではなく、段階的かつ柔軟に構築したい企業にとって魅力となります。
  4. カスタマーサクセスとサポート: カスタマーサクセスに重点を置き、企業が投資を最大限に活用できるよう、オンボーディング、トレーニング、サポートサービスを幅広く提供しています。
  5. シームレスな統合:弊社はサードパーティコンテンツ管理システムを含む、サードパーティシステムとの統合をサポートしました。ITエコシステムが複雑または多様な組織にとっては重要な要素です。さらに、Sitecore Connectは、Sitecoreとサードパーティシステムを統合するためのハブを提供しているため、複数のツールやプラットフォームの接続および管理が容易になります。

詳細について Sitecore製品戦略ページをご覧になり、Sitecoreの最新イノベーションをご確認ください。

David SchweerはSitecore製品マーケティング部門のバイスプレジデントです。LinkedInでつながる