Sitecoreを活用したCWBのデジタル変革の最新フェーズでは、お客様のニーズや要望の理解、コンテンツの有効性が高まり、さらにカスタマージャーニーデータを活用して、より強固な顧客ペルソナを作成できるようになっています。その結果、Webベースのキャンペーンによるリード生成機会が50%増加し、訪問者のセッション数が30%増加しました。このキャンペーンには、検索連動型広告、ディスプレイ広告、オーガニック広告、リマーケティングキャンペーンなどがあります。
Sitecoreを活用したキャンペーン支援やリード生成プロセスにより、各地域のマーケティング効果も向上しています。たとえば、リッチモンド支店(ブリティッシュコロンビア バンキングセンター)が実施した春節キャンペーンは、初の試みとなる外国語広告、QRコードを用いた従来のマーケティング、そしてSitecoreを活用したカスタムランディングページを組み合わせて実施しました。このWebページは、お客様と従業員両方にとって中国の春節と文化に関する情報ハブとして機能しました。これにより、アジア人コミュニティに対し、有意義でターゲットしたメッセージングを展開するための、革新的で双方向の方法を確立できるようになっています。
ウィリアムズ氏は、「顧客データを取得してSitecoreで分析することで、当行はターゲットを絞り込んだ、効果的なデータ主導マーケティング戦略を展開できるようになりました」と話します。
同行では、コンテンツの運用やキャンペーンの作成、アナリティクスの確認に要するスピードと効率性が90%向上しました。SitecoreはユーザーフレンドリーなCMSで、IT部門の手を煩わせることなくパーソナライズ用のコンテンツを制作できるため、生産性が70%上がりました。Sitecoreソリューションは技術的なスキルを必要としないため、ビジネスユーザーがWebマスターの役割を担えるようになり、またその人数は1人から17人に増え、技術スタッフへの依存度も低下しています。さらには、コンテンツの再利用率が25%向上しました。
Sitecoreテクノロジーを活用することで、同行は標準化を進め、CWBブランドすべてで一貫したビジュアルアイデンティティと顧客体験を実現しています。
「当行は、高度な機能を順次追加し、他部門のWebサイトへとパーソナライズを拡大することで、Sitecoreでの成功を積み重ねています」とウィリアムズ氏は締めくくりました。