SDC、費用対効果の高いデジタルバンキングをSitecoreで実現

課題

オンラインとモバイルバンキングのニーズへ対応

銀行の集合体により運営されるSDCは、800人以上の従業員を擁し、年間17億8,000万デンマーククローネ以上の収益があります。SDCの目標は、110の加盟銀行とその240万人のお客様に対し効果的なバンキングサービスを提供することです。 

お客様の多くは35歳以下のため、将来を見据えたデジタルサービスを提供することが非常に重要でした。SDCはオンライン、モバイル、セルフサービスソリューションを統合したオープンバンキングプラットフォーム「NEoS」を各銀行に提供しています。SDCのシニアバイスプレジデントであるシル・ステナー氏は、「銀行が未来へ向かうために必要な、eバンキングプラットフォームをNEoSで構築しています。当社はこれまでの銀行とお客様の関係性をデジタルチャネルを通して再現することにより、銀行がお客様との距離を縮められるよう支援することを目指しています」と話しています。
SDCは、一元管理されたデジタルプラットフォームを提供するためのスケーラブルで効率的なアプローチと、銀行が競合他行と差別化できるようなカスタマイズ可能なソリューションをを求めています。

ソリューション

Sitecoreでeバンキングプラットフォームをカスタマイズ

SDCは、NEoSプラットフォームの基礎部分としてSitecore Experience Managerを活用しています。このコンテンツ管理システムにより、銀行はシンプルで直感的な方法で独自のコンテンツを管理できます。 

ステナー氏は、「Sitecore Experience Managerの導入で、当社に加盟する銀行は商品のローカライズやパーソナライズをしたり、差別化を図れます。銀行で関連記事やリンクを追加したりできるため、お客様が自分の口座を閲覧、管理するためだけの純粋な取引手段としてだけでなく、情報源やマーケティングツールにもなるのです」と語ります。

SDCのコアバンキングプラットフォームで銀行を設定すると、自動化されたプロセスにより、わずか20時間でSDCチームがNeOSとSitecore Experience Managerを設定します。これにより、SDCの効率が最大化され、既存の銀行と新しい銀行両方のオンボーディングが簡素化されます。 

成果

費用対効果に優れ、将来性のあるデジタルバンキング

SDCは、Sitecore Experience Managerにより、各銀行のニーズを満たしながらスケールメリットを活かすことができるようになりました。Sitecoreソリューションの直感的なインターフェイスにより、銀行のマーケティングチームやコンテンツマネージャーから好評を得ています。これは、地域全体のお客様にすばららしい銀行体験を提供することにつながっています。 

ステナー氏は、「Sitecore Experience Managerは費用対効果が高く、将来性もあり、標準化されつつも高度にカスタマイズ可能な、eバンキングプラットフォームの提供に役立っています。当社のNEoSプラットフォームとSitecoreにより、小規模の銀行でも大規模の競合他行と同レベルのデジタルサービスを提供できるようになります。このため、現在のデジタル世界で成功や成長を助け、当社の成功にも貢献することになるでしょう」と話しました。