目次

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クイックインサイト

CMSの機能を単純に比較する代わりに、これらの機能が現在および今後5年間にわたってビジネス目標達成に向けて実際に役立つかどうかを検討しましょう。

第1章

ビジネス面の要件を評価する

最良のコンテンツ管理システムとはどのようなものでしょう? その答えは各組織によって大きく異なります。 組織が何を必要としているのかを判断するには、まず現在のデジタル成熟度がどの程度かを考えてみましょう。 カスタマージャーニーのマッピングは行いましたか? 購入前および購入後に提供するエクスペリエンスに関してデータを収集していますか? そのデータを活用して、ペルソナごとに顧客に対応していますか? 個々の顧客とのやりとりはどうですか?

カスタマーエクスペリエンスにおける現時点での成熟度と将来的に目指すところにどの程度の距離があるかを明らかにしたら、このギャップを埋めるために役立つ機能や利用可能なアーキテクチャについて考えてみましょう。 どの程度まで展開したいかによって、どれだけ複雑なCMSが必要かが決まります。

コンテンツで何を達成したいですか? 現在のパーソナライズされた顧客関係はどの程度で、どの程度進化させたいですか?

第2章

必要なCMS機能

1 . コンテンツの作成と編集

最低要件としては、コンテンツを簡単に作成、編集、公開できるCMSが必要です。 使い勝手が良ければ良いほど、戦略により多くの時間を割くことができます。 

2. ワークフロー、レポーティング、コンテンツ構成

コンテンツの作成には多くの人が関わっていますか? その場合は、オーサリング、編集、承認から公開、プロモーション、レポーティングにいたるまで、最初から最後までのコンテンツの詳細を追跡できるCMSが必要です。

CMS内でワークフローをカスタマイズ・コントロールできることで、全員が円滑に協力し合い、期日内に作業を終えることを可能にします。 さらに、インテリジェント・レポーティングツールやダッシュボードといった機能を活用することで、承認待ちコンテンツやトピック別コンテンツ等、さまざまなカテゴリーのコンテンツを管理することができます。 

緊急にコンテンツを更新することが多い場合は、リンク管理のように強固な整理機能を備えたCMSを選びます。こうすることで、コンテンツがウェブサイト上で移動・変更された場合も自動的にアクセスできるようになります。

3. ユーザー管理/役割ベースによる管理

誰がコンテンツや機能にアクセスできるかを管理できるようにすることは、ミスの防止に役立ちます。 必要に応じて変更する余地のある、カスタマイズ可能なユーザー管理機能を備えたCMSを選びましょう。

役割ベースの権限を可能にするソリューションを選ぶことは、個人ではなくグループのアクセスを管理することを可能にするため、成長に合わせて拡張することができます。

4. セキュリティ

一生懸命デジタル戦略を改良し、パーソナライズされた顧客関係を構築したものの、ある日セキュリティ違反が発覚した - そんな状況を想像してみてください。 自社データおよび顧客データの保護は、商品やサービスに対する信頼維持に役立ちます。

一部のCMSはセキュリティを強化し、センシティブな情報への不正アクセスを防ぐための強固な認証メカニズムと統合します。 使用するCMSがエンタープライズセキュリティプロバイダーまたはサードパーティ認証システムとうまく統合することを確認してください。

5. マルチチャネルの拡張性

さまざまなチャネル、デバイス、インターフェースへのコンテンツ提供は、効率的な作業をサポートするヘッドレスCMSがなければ、骨の折れる作業になりかねません。

ヘッドレスCMSはコンテンツと表示を切り離します。 一度コンテンツが作成されると、希望のデバイスやチャネルに表示されます。

なかには、一度作成したコンテンツをあらゆる場所で提供することを可能にするCMSもあります。 また、簡単に新しいチャネルを追加し、既存のコンテンツをそこに読み込めるCMSもあります。 多数のデジタルチャネルで顧客にリーチすることを目指す場合は、マルチチャネル拡張性の機能を優先することをお勧めします。

6. 多言語コンテンツ能力

デジタル革命以前、マーケティング担当者はメッセージを広範かつ遠くまで届けることに苦労していました。 デジタルマーケティングは容易に国境を越え、顧客ベースを拡大することを可能にします。 しかし、どれだけメッセージが素晴らしくても、どれだけ簡単にメッセージを届けられたとしても、対象となるオーディエンスの言語で提供しなければ、彼らに届きません。

現在国際的なオーディエンスを対象にビジネスを展開している、または近い将来国際的な展開を計画している場合は、多言語編集ツールや直感的な翻訳ワークフローをサポートしているCMSを選択しましょう。 デジタル情報やプライバシーに関する法律は国によりさまざまなため、顧客が居住する国・地域の規制に準拠する方法ガバナンスコントロールを備えたCMSを探すようにしましょう。

7. フレキシビリティ、拡張性、パフォーマンス

CMSは長期的な投資です。 ビジネスの成長に合わせて十分に拡張できるCMSを選びましょう。 なかには、さまざまなチャネルやデバイスにおいてコンテンツでより多くのことをできる、拡張可能なAPIをサポートしている、よりフレキシビリティに富んだCMSもあります。

一般的には、CMSは自社のサーバーから、またはクラウド上で運営します。 クラウド上にあるCMSは市場への到達時間をスピードアップさせるほか、トラフィックの急な上昇や需要の変化といった問題も解消できる敏捷性を提供します。

8. パーソナライズと分析

デジタルマーケティングの未来は、やりとりの方法に関わらず、顧客のためにパーソナライズされた関連性のあるエクスペリエンスを構築できるかにかかっています。 これを実現するには、やり取りのデータをリアルタイムで収集・処理でき、データを解釈してカスタマーがショッピングジャーニーのどのステージにいるのかを把握できるCMSが必要です。 そのような情報があれば、顧客の状況に合わせてパーソナライズされたコンテンツを表示することが可能です。

さらに、顧客の全エクスペリエンスをすべてのチャネルでとらえる必要があります。だからこそ、より広範で一元管理された デジタルエクスペリエンスプラットフォームの一部として機能するCMSを持つことが重要なのです。

9. コンテンツとeコマースの統合

オンラインエクスペリエンスに対して顧客がより多くを求めるようになった今、魅力的なコンテンツなくしてeコマースを展開することはほとんど不可能です。 eコマースとデジタルマーケティングの両方でCMSが必要なら、一連の特定の機能が必要になります。

「単板ガラス」型インターフェースは、バラバラのデータソースを一ヵ所に統合することができます。 シームレスで適応性のある在庫管理、ネクストステップ・オートメーション、決済・配送・タックスプロバイダーとの簡単な統合といった追加的な機能は、簡便なショッピングエクスペリエンスを顧客にもたらします。 これら機能の詳細についてはガイド全文をご覧ください。

第3章

CMSアーキテクチャ: CMSアーキテクチャが重要な理由

コンテンツ管理システムの構築方法には、従来型、デカップルド、ヘッドレスの3種類があります。 簡単に言うと、選択するアーキテクチャはオンラインプレゼンスの複雑性により異なります。 アーキテクチャはさらに、編集者やデベロッパーが協同するフレキシビリティ、コンテンツを公開するチャネルの選択、すべてのチャネルにおけるコンテンツの変更のスピードやし易さを制限できます。

CMSが顧客に可能なかぎり最高のエクスペリエンスを提供する妨げにならないようにするためにも、ここで違いを理解しておきましょう。 詳しくはCMSの選択に関する完全ガイドをご覧ください。