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考慮事項

CMSをオンプレミスで導入するか、クラウド内でホストするかを決定するのは重要なことです。 初めてのデジタルエクスペリエンスプラットフォームを導入する場合でも、新規のものに移行する場合でも、既存のものをアップグレードする場合でも、決定を行う前に13の要因を検討する必要があります。

1. 拡張性

貴社が多くの訪問者、季節のキャンペーン、イベントを抱えている場合、帯域幅を調整して容量を計算するための融通性が必要です。 それがなければ、顧客はブランドとのやり取りがブロックされてしまい、ブランドが顧客とのエンゲージメントを高めたくても実現しません。

オンプレミスソリューションの場合、ピーク時以外は使用しない追加サーバーに投資する必要があります。 クラウドベースのソリューションは需要に基づいて自動的に規模を調整し、通常は従量制で請求されます。

2. 地理的要件

顧客が大きな地理的領域にいて、全員に同じ一般的なコンテンツを配信する場合、必要なものはデータセンターにつながれたオンプレミスソリューションだけです。

しかし、貴社が新しいデジタルエクスペリエンスプラットフォームに投資しているのなら、パーソナライズされたエクスペリエンスを顧客に演出したいとお考えなのではないでしょうか。 対象を絞り込んだコンテンツを複数の場所にいる小規模のグループに配信するなら、クラウドベースのソリューションがより最適なスピードとパフォーマンスを提供できます。

3. 品質管理とユーザー承認テスト

クラウドソリューションによっては、オンプレミス導入と同等の豊富なテスト環境をご利用いただけます。 大量のテストシナリオが作成できるため、Webサイトのトラフィック量が急増した場合などに便利です。

オンプレミスソリューションにより、テスト担当者は既存のテクノロジーアセットのメリットを受けることが可能な 安定した環境で作業できます。 貴社のテスト環境がトラフィックの急増が少ない固定環境向けに設計されている場合、クラウドで利用できるピーク時のトラフィックテストは最適でないと言えます。

4. アプリケーション機能の導入

デジタルエクスペリエンスプラットフォームには新しい機能が頻繁に搭載されます。 貴社のCMSやDXPがオンプレミスまたはクラウドでホストされているに関わらず、アップグレードやパッチには計画、リソース、テストが必要です。

オンプレミスソリューションでアップグレードを完全にコントロールすることはできますが、失敗した場合の責任もすべて取らなければなりません。 SaaS(software-as-a-service)ソリューションなら、プロバイダが貴社と顧客に代わってすべてのアップデートに対応します。 PaaS(platform-as-a-service)とIaaS(infrastructure-as-a-service)環境はテストを適切に実行するためにアップデートする時期をコントロールできるので最適です。

5. 導入スピード

拡張性のためにインフラストラクチャ構築に時間を費やす必要がないため、市場投入時間が削減されます。 最初に市場に到達したブランドが勝つエクスペリエンス主導の市場では、クラウドソリューションが真のメリットを発揮するのはこの部分です。

6. 3~5か年成長戦略

貴社はこの3~5年間で迅速な成長を見込んでいますか? 季節的または業界全体の変動性はありますか? いずれかの質問に「はい」と回答した場合は、クラウドソリューションが提供する瞬間的な拡張性が必要です。

クラウドソリューションは成長中には規模を拡大し、物事が期待通りに進まない場合は規模を縮小できます。クラウドはオンプレミス導入では得ることができない大きな節約を実現できます。

7. 費用

デジタルエクスペリエンスプラットフォームの総費用の計算において、ソフトウェアの値札は数式の一部にしか過ぎません。

オンプレミスでのホストをお考えの場合は、追加サーバーの費用、インフラストラクチャの導入、設定、保守などの運営費用、IT部門の上位を占める経常費用を検討要因に含める必要があります。 クラウドソリューションを導入すれば、初期費用と設備投資費用を低く抑えることができます。

8. システムの統合と互換性

唯一、オンプレミス導入が大きなメリットを提供するのはこの分野です。 導入プロセスをコントロールできるため、システムの統合、開発ツールの使用、データへのリンクが簡単に行えます。 クラウドソリューションはオンプレミスよりもコントロール性が低く、データシステムの統合にエネルギーを費やす必要があります。

9. 開発と開発運営

オンプレミス導入により、デベロッパーは業務にさほど影響を与えずに、より高いコントロールを得ることができます。 しかし、一部のクラウド導入プロバイダは自社製品を貴社の開発環境に合わせ、既存の導入基準に適合させることができます。

10. データセキュリティとプライバシー

貴社がCMSをオンプレミス導入すると決定した場合、データは社内のサーバーに残り、IT部門が提供する同等のレベルでセキュリティ保護されます。 クラウドによりデータ転送が多くなりますが、クラウドサービスはセキュリティ保護されたテクノロジーや、貴社で使用しているものよりも厳格なプライバシーポリシーを使用します。

11. 国際データコンプライアンス

国際的にビジネスを行う場合、貴社は各国と各業界に基づくデータ規則を遵守する必要があります。 クラウドプロバイダは最も厳格な国際規則や業界規則に遵守しているため、クラウドプロバイダと取り組むことにより、コンプライアンスに頭を悩ませることもありません。

12. 可用性

オンプレミスソリューションでは、追加サーバーやデータセンターへの接続が必要になるため、大規模なオーディエンスに配信できます。 クラウドソリューションはインターネット接続が常に必要で、サービスプロバイダは稼働停止の問題にも迅速に対応します。

13. 複製、冗長性、災害復旧

クラウドソリューションは最悪のシナリオのような不慮のイベントで明確なメリットを提供します。 クラウドソリューションはいくつかのデータセンターに分散されており、データのバックアップが定期的に行われているため、本社で問題が起きてもオンラインプレゼンスを完全に維持できます。 何か起きたとしても、最小限の費用で迅速に復元できます。